京都駅から徒歩数分の場所にある「東本願寺」は多くの観光客が訪れるお寺です。世界最大級の木造建築である「御影堂」や「阿弥陀堂」などが建ち並び、美しい建造物は非常に見応えがあります。この記事では、「東本願寺」の見どころ、歴史などを解説いたします。
※本コンテンツ内で紹介するサービスの一部または全部に広告が含まれています(PR)
東本願寺の歴史
浄土真宗の宗派の1つ真宗大谷派の本山「東本願寺」。正式名称「真宗本廟」といいます。東本願寺の12代教如が徳川家康から寺地を与えられ建立されました。(1602年)この際、西本願寺とは分派することになります。そして・・
東本願寺は「お東さん」
西本願寺は「お西さん」
と親しみを込めて呼ばれています。
東本願寺 境内案内図
▼公式HPには、わかりやすい案内図が掲載されています。
さらに、360°カメラで境内が見渡すこともできます。また、各施設のご案内などは情報がまとまっていてとても参考になります。
参考:https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/
東本願寺の見どころをご紹介!
浄土真宗の宗派の1つ真宗大谷派の本山「東本願寺」は正式名称「真宗本廟」といいます。
主な見どころは下記となります。
・阿弥陀堂門
・阿弥陀堂
・御影堂門
・御影堂
・渉成園
ここから順番に見ていきましょう。
東本願寺 御影堂門
御影堂門(ごえいどうもん)
一番真ん中で正面の入り口にあるのが、御影堂門。国の登録有形文化財「京都三大門」の一つとされます。木造建築の二重門としては日本一の高さで、木造建築の山門としては世界最大級の大きさといわれます。(正面21m、側面13m、高さ27m)
東本願寺 御影堂
御影堂(ごえいどう)
正式名は真宗本廟と呼ばれ、真宗大谷派の本山です。一般に東本願寺の名称で、親鸞聖人ゆかりの地とされます。豊臣秀吉が六条堀川の地に本願寺を再興し、徳川家康がこの地を寄進し、第十二代教如が堂舎を建てたのが始まりとされます。
東本願寺 阿弥陀堂門
阿弥陀堂門(あみだどうもん)
京都駅から歩いてきた場合に、一番初めに見えてくる門が、阿弥陀堂門です。
東本願寺 阿弥陀堂
阿弥陀堂(あみだどう)
御影堂と同じく中に入ることができる建物で、阿弥陀堂にはご本尊である阿弥陀如来が安置されています。「仏説阿弥陀経」の世界が感じられる見事な金色の内部が非常に豪華となっています。(内部は写真撮影NG)
渉成園
渉成園(しょうせいえん)とは東本願寺からすぐ近くの飛地境内地の庭園です。
関連記事:渉成園の入場料は?渉成園の読み方は?美しい庭園の見どころ紹介!【下京区・京都】
東本願寺の飛地境内地とびちけいだいちの庭園。1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地(約1万坪)が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。庭園には四季折々の花が咲きほこり、変化に富んだ景観は「十三景」と称されています。1936(昭和11)年には、文人趣味にあふれる仏寺庭園として、国の名勝に指定されています。
春の桜の時期には、渉成園の桜が非常に綺麗です。庭だより春号が参考になります。
ここまで東本願寺の見どころを紹介致しましたが、東本願寺公式HPに紹介動画が上がっています。
観光前に予習しておくとわかりやすいでしょう。
東本願寺と西本願寺はどうして二つにわかれた?
本願寺はもともと一つでしたが、石山戦争で織田信長が石山本願寺に攻めたのをきっかけに2つに分裂したといわれていますが、実際はもう少し複雑な事情があったようです。「織田信長 本願寺の変」など歴史と絡む内容です。
▼下記の動画がとても参考になります。
東本願寺でお参りする意味とは?
人々が足を運んでお参りするということは、東本願寺のご利益など気になっている人は多いはず。
「浄土真宗」や「南無阿弥陀仏」といえば、誰しもが聞いたことがある言葉だと思います。
浄土真宗の教えによると
浄土は、日ごろのわたしたちの欲望に左右されることなく、どんな状況でも変わらず、失われることのない依りどころです。また「南無阿弥陀仏」のお念仏は、いつでも、どこでも、だれでもできる、普遍の仏道です。
苦しみ、悲しみ、悩むわたしたちは、浄土を願いお念仏を申すことで、人として生まれ生きていく意味、すべての人々とともに今生きているということを知らされるのではないでしょうか。
参考:https://www.higashihonganji.or.jp/about/sermon/
簡単にいえば、人間として生まれ、生きていく意味がわからなくなったときなど、お参りすることで救われる。
悩みごとを抱えたときなどに良いかもしれません。
東本願寺の基本情報
京都の東本願寺は修学旅行生なども訪れる場所です。近くの観光地には、西本願寺や、渉成園、京都タワーなどもあり観光客には徒歩で廻りやすいスポットです。ぜひ、参考に行ってみてください。
【スポット】 | 東本願寺(ひがしほんがんじ) |
---|---|
【電話番号】 | 0753719181 |
【開門時間】 | [3-10月]5:50-17:30 [11-2月]6:20-16:30 |
【定休日】 | 年中無休 |
【駐車場】 | 有り(山門前の公営有料パーキングメーター) |
【住所】 | 京都府京都市下京区烏丸通七条上る(MAP) |
【アクセス】 | JR京都駅から徒歩約7分 地下鉄五条駅から徒歩約5分 市バス烏丸七条から徒歩約2分 |