兵庫県神戸市垂水区城が山1丁目にある「滝の茶屋駅」は「水平線が見渡せる駅」として有名です。山陽電鉄本線の駅の中でも人気駅の一つとされ、目の前に広大な海が見渡せる駅の立地は、唯一無二です。
ただ海が見渡せるだけではなく、瀬戸内海と明石海峡大橋が一望できる絶景スポットになっています。写真映えする雰囲気抜群の駅としてTVCMや映画のロケ地として登場するほど、綺麗な景色が楽しめます。
そんな滝の茶屋駅に実際に足を運んで散歩してきたので、解説していきます。
※本コンテンツ内で紹介するサービスの一部または全部に広告が含まれています(PR)
瀬戸内海を見下ろす展望台ともいわれる「滝の茶屋駅」。神戸随一の景色が堪能できることもあり密かに映えスポットとして人気があります。
滝の茶屋駅のホームからは明石海峡や淡路島が一望でき、昼は広大な海、夜は綺麗な夜景が楽しめます。また、自然豊かで昔ながらの街並みも魅力的です。
この駅に来るだけで、神戸随一の景色が堪能できる点が人気の理由です。
山陽電車の「滝の茶屋駅」の駅名は、「駅の西に滝がかかっていて、この滝が直接海に落ちていた」といわれ、そして、この辺りは、船用の真水の水場で、「旅人の喉を潤した滝があり、その上の古山陽道に茶屋があった」ことから滝の茶屋とされるそうです。
そして、垂水駅の地名にも通づる「東垂水から塩屋にかけて複数の滝があった」ことにも由来している説もあります。
また、万葉集では、志貴皇子(しきのみこ)に詠まれている「石ばしる 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも」からも地名の元になったともいわれています。
このことから、この周辺は滝に関する地域であったことがわかります。
シーサイドタウンともいえる場所のため、ゆったりとした時間が流れる地域です。駅の近くの案内版をみてみます。
映えスポットといわれる滝の茶屋駅ですが、駅を降りると蓬莱園という中華料理店や、パン屋さんなどはありますが、他には特に見当りません。
駅を降り右に進むと「駅前商店街」の入り口が見えます。AKASHI-BRIDGEと上に名前があり、明石海峡大橋をイメージして作ったのだというのがわかります。
この先を進んでいくと、住宅街になっています。観光スポットというエリアではないため、人の流れも閑散としています。
この先、和菓子店、スーパー、コンビニはありましたが、商店街らしさは少ししか残っていません。
新滝乃市場という超レトロな市場が残っているようです。もともと滝乃市場があったそうですが、取り壊しにより現在あるのは新滝乃市場のみだそうです。
▼新滝乃市場(MAP)
滝乃市場から歩いて数分の場所には「高丸温泉」があります。大浴場と小さなサウナがあり、地域密着型の街のお風呂屋さんです。地下水を使った水風呂が人気の理由です。
▼高丸温泉(MAP)
オシャレな雑貨が揃った居心地の良いカフェです。アンティークな雰囲気漂う空間が地元の人に評判なため、近くに寄った際には行ってみるとよいでしょう。
▼favorita(ファヴォリータ)(MAP)
神戸市垂水区にある「滝の茶屋駅」へ行き方は、神戸三宮(阪神)で、直通で行く場合には、約28分でアクセスができます。
※乗り換え案内などで検索する際には(三宮と三ノ宮の違い)に注意!
▼神戸三宮(阪神)から滝の茶屋駅
直通の本数が少ないですが、神戸三宮(阪神)から一番便利に早くアクセスが可能です。
また、三ノ宮(JR神戸)からアクセスすることも可能です。その場合には、下記のようなルートになります。
▼三ノ宮から滝の茶屋駅
乗り換えがあるのが面倒ですね。
ちなみに、新開地からは一本でアクセスが可能です。
▼新開地から滝の茶屋駅
滝の茶屋駅を目的地として、大阪方面からアクセスする場合、遠方の人は新開地で乗り換えた方が便利だと思われます。
ぜひ、参考に水平線が見渡せる駅「滝の茶屋駅」へ行ってみてください。