コードシェア便は「2社以上の航空会社」で「共同運航している」便のことです・・といわれても、なんだかイメージがつきにくい人も多いのではないでしょうか。この記事では少しわかりにくい「コードシェア便とは?」について、「コードシェア便の見分け方」や「コードシェア便の調べ方」などについて解説いたします。
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コードシェア便は一言で、一方だけがオペレーションに関わるものです。
共同運航便とほぼ同義扱いされるようですが、共同運航便は両社がオペレーションに関わるという違いがあります。
ここでは、例をあげて解説します。
パターン①:
ANA(日本)とボーイング(アメリカ)
コードシェア便:成田▶︎ホノルル間
上記のパターンで、ANAの機体を使う場合には、ボーイングは日本のANAから座席を買い取ります。
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ボーイングは座席を販売し、収益を得ることが可能になります。
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チェックイン搭乗手続きはANAカウンターで行い、機内サービスなどもANAが提供致します。
では、乗客からしてみると、コードシェア便は損なのか、それとも得なのか、さらに深掘りしてみていきます。
■メリットデメリットを解説
果たして、上記の例で、コードシェア便のメリットはどのようなものが考えられるしょうか。
それは、ANAが通常では就航していない空港路線を新規で開設する場合、莫大なコストがかかりますが、コードシェア便で運行することにより、路線開拓の負担は軽減できます。
例えるならば、シェアキッチンや、シェアオフィスに近いイメージです。
また、航空会社は連休などの休みやシーズンなどの季節要因によって座席が満席になる割合が大きく左右されるため、空席率の改善を目的としたコードシェア便ともいえます。
つまり、閑散期などにはコードシェア便により、航空会社のネットワークをうまく活用することが航空業界での経営効率に繋がっていくと考えられます。
■コードシェア便のメリット
・航空会社で直接フライトがない都市まで行くことが可能になる。
・マイル提携がされている場合には貯めたい航空会社を選択できる。
・海外チケットでも、日系航空会社のサービスが受けられる場合がある。
■コードシェア便のデメリット
・チェックインの受付時間や窓口が予想と異なる場合がある。
・大手航空会社のチケットを取得した際に、LCCの荷物制限が適用されてしまった。
■コードシェア便の見分け方
便名の桁数で見分けることが可能です。便面が4桁で記載されている場合、コードシェア便です。まれに例外もあるようですが、基本的には4桁で判断できます。
■まとめ
コードシェア便で気をつけなければならないこともありますが、航空会社や利用者にもメリットがある仕組みであることがわかりました。
特に、海外で購入したフライトチケットで日系サービスが受けられる場合などには安心感が感じられるでしょう。